PCの仕組み(ハードウェア)

コンピュータの部品はこれだけ。これだけ知っていればPCの仕組み(ハードウェア)はなんとなくわかっているという顔をしてよい。

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PCの外箱 箱。
CPU パソコンの心臓部。後述するハードディスクに保存されたデータに対して処理を行う。テレビCMで耳にした「Intelはいってる」は、「このPCはIntel社製のCPUを使用しています」の意。
ファン CPUは作動するととても熱くなるので、ファンで冷ます。アナログな小さい扇風機。PCの外箱に付属していることもある。
ハードディスク データを保存する。画像やエクセルファイルといったデータ だけでなく、OSやアプリケーションもここに保存する。
メモリ CPUが処理を行う際、ハードディスク上に保存されたデータをこのメモリ上にいった呼び出して 処理を行う。
電源 電源。PCの外箱に付属していることもある。
マザーボード 基盤。各部品をこの上に組み立てる。インターネットに接続するLANポートや、マウスやキーボードに接続するUSBポート、ディスプレイに接続するポートはマザーボードについている。

 

大きめの家電量販店等でこれらを買ってきて組み立てればふつうのPCとして動く。マザーボードに他の部品を組み立てて外箱にはめるだけ。IKEAニトリの組み立て家具と同じ程度の簡単さである。安い部品で組めば予算数万円でできる。

 

このほか、特にディスプレイに表示される画質にこだわりたい人はグラフィックカード、スピーカーに出力する音質にこだわりたい人はサウンドカードなど、用途に応じて部品を追加してもいい。

 

薄型のノートPCも、各部品の小型化等はあるが構成は同じである。

PCの仕組みはこのように簡易なため、新興国の新規メーカーのPC市場への参入も容易だった。15年くらい前は皆がSonyVaioを持っていた時期もあったような気もするが、現在では日本メーカーは市場を奪われてしまった感がある。

 

なお実際に自分でPCを組み立てる際は、部品ごとの接続の規格や相性等もあるため、なるべく新しい自作PCに関するムック本などを購入して参考にするとよい。現時点だとこのあたりか。もちろん販売店の店員も相談にのってくれるだろう。

自作PCパーツパーフェクトカタログ2015 (インプレスムック)

自作PCパーツパーフェクトカタログ2015 (インプレスムック)

 

 

部品もセットにしたムック本もあるよう。 

 

体系的・本格的にコンピュータの仕組みを学びたい場合は「コンピューターアーキテクチャ」という分野を学ぶとよい。このあたりが定番教科書なのかな。

ヘネシー&パターソン コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ 第5版

ヘネシー&パターソン コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ 第5版

 

 

VBAの実行中に「応答なし」となり処理が停止してしまう

Microsoft Excel VBAのプログラムを実行中に「応答なし」となり、処理が停止してしまうことがあります。その場合は、プログラム中にfor文がないか確認してみてください。Excel側の不具合のようなのですが、for文が原因となっていることがあるようです。これは、for文の中にDoEvents関数を置くという対策で解決できることがあります。

 

もとのプログラム

For i =1 To 10000 Then

 

        '''''処理'''''

 

Next i

 

対策後のプログラム

For i =1 To 10000 Then

 

        '''''処理'''''

 

        DoEvents

Next i

 

For文がたくさんあったり入れ子になっていたりする場合は、すべてのFor文中にDoEventsを置いてみるとよいでしょう。なぜこれで解決するのかはいまいちわからないのですが、試してみてください。

 

 

なぜプログラムが書けないか

プログラミングを学びたい人には、例えば以下のような人たちがいるでしょう。

 

・情報系の学生

・自分でITベンチャー等のサービスを立ち上げたい人

また、以下のような人も多いのではと思っています。

・情報分野の職業である程度の年齢、地位になってしまったが、実はプログラミングに苦手意識のある人

 

各種プログラミング言語の文法に関する良書は多数出版されています。それらを読んでもなぜプログラムを書けるようにならないのでしょうか。それは、

 

・プログラムの動作環境がわからない

・プログラムの開発環境がわからない

 

からです。

動作環境とは、そのプログラムを動作させるために必要なコンピュータやOS、ソフトウェアの種類や設定のことです。

開発環境とは、そのプログラムを開発するために必要なコンピュータやOS、ソフトウェアの種類や設定のことです。

 

プログラムが書けない,プログラミングのフローチャート

 

プログラムを書くには、まず作りたいプログラムをイメージします。そのプログラムの動作環境と開発環境を理解した上で、プログラムを書くことができ、さらには目的に結びつけることができます。ここで、プログラムは書籍で学ぶことができますが、動作環境と開発環境については「隣の席の人」に教えてもらう必要があります。

 

書籍に動作環境や開発環境が書いていないわけではありません。しかし動作環境や開発環境の組み合わせは多岐に渡るため、書籍に載せる際にはある程度一般化して書かざるを得ません。プログラムが書ける人にとってはよくまとまった情報であっても、書けない人にとっては理解が難しいでしょう。

 

プログラムが書ける人の多くは、動作環境や開発環境を、友人や学校・会社の先輩といった「隣の席の人」に教えてもらった経験があるのではないかと思います。それは、教えてくれる人の主観に偏っていたり、一般化した情報を網羅してはいないかもしれませんが、まずはプログラムを書いて動かすためには必須で貴重な教えです。場合によっては、作りたいプログラムをイメージすることすら「隣の席の人」に助けてもらう必要があるでしょう。まずは「隣の席の人」に教えてもらった動作環境や開発環境でプログラムを書いて動かすことができるようになれば、あとは応用がききます。自分で書籍を読んで学び、どんどんプログラミングの知識を強化していくこともできるようになるでしょう。

 

それでは「隣の席の人」に巡り合わないとプログラムが書けるようにならないのでしょうか。このブログではそのような人たちに向けて、私の主観的な知見を書いていきたいと思います。