なぜプログラムが書けないか

プログラミングを学びたい人には、例えば以下のような人たちがいるでしょう。

 

・情報系の学生

・自分でITベンチャー等のサービスを立ち上げたい人

また、以下のような人も多いのではと思っています。

・情報分野の職業である程度の年齢、地位になってしまったが、実はプログラミングに苦手意識のある人

 

各種プログラミング言語の文法に関する良書は多数出版されています。それらを読んでもなぜプログラムを書けるようにならないのでしょうか。それは、

 

・プログラムの動作環境がわからない

・プログラムの開発環境がわからない

 

からです。

動作環境とは、そのプログラムを動作させるために必要なコンピュータやOS、ソフトウェアの種類や設定のことです。

開発環境とは、そのプログラムを開発するために必要なコンピュータやOS、ソフトウェアの種類や設定のことです。

 

プログラムが書けない,プログラミングのフローチャート

 

プログラムを書くには、まず作りたいプログラムをイメージします。そのプログラムの動作環境と開発環境を理解した上で、プログラムを書くことができ、さらには目的に結びつけることができます。ここで、プログラムは書籍で学ぶことができますが、動作環境と開発環境については「隣の席の人」に教えてもらう必要があります。

 

書籍に動作環境や開発環境が書いていないわけではありません。しかし動作環境や開発環境の組み合わせは多岐に渡るため、書籍に載せる際にはある程度一般化して書かざるを得ません。プログラムが書ける人にとってはよくまとまった情報であっても、書けない人にとっては理解が難しいでしょう。

 

プログラムが書ける人の多くは、動作環境や開発環境を、友人や学校・会社の先輩といった「隣の席の人」に教えてもらった経験があるのではないかと思います。それは、教えてくれる人の主観に偏っていたり、一般化した情報を網羅してはいないかもしれませんが、まずはプログラムを書いて動かすためには必須で貴重な教えです。場合によっては、作りたいプログラムをイメージすることすら「隣の席の人」に助けてもらう必要があるでしょう。まずは「隣の席の人」に教えてもらった動作環境や開発環境でプログラムを書いて動かすことができるようになれば、あとは応用がききます。自分で書籍を読んで学び、どんどんプログラミングの知識を強化していくこともできるようになるでしょう。

 

それでは「隣の席の人」に巡り合わないとプログラムが書けるようにならないのでしょうか。このブログではそのような人たちに向けて、私の主観的な知見を書いていきたいと思います。